八戸赤十字病院

所在地 八戸市大字田面木字中明戸2
電話番号 0178(27)3111
設立 1943年8月1日
従業員数 730人(2025年6月現在)
関連施設 日本赤十字社青森県支部
青森県赤十字血液センター
青森県立はまなす医療療育センター
【HP】  http://www.hachinohe.jrc.or.jp/

院長 紺野 広 氏

採用情報

職種 医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床工学技士、社会福祉士、一般事務ほか
勤務地 八戸赤十字病院
勤務時間 基本8:30~17:00(その他職種により異なる、応需対応)
社会人採用 あり
採用実績 2024年34人、2023年33人、2022年42人
給与 看護師(大卒)25万7100円、薬剤師25万3200円、理学療法士(大卒)23万6700円、臨床工学技士(大卒)23万6700円、臨床検査技師(大卒)23万6700円、社会福祉士(大卒)22万円、一般事務(大卒)22万円
諸手当 グレード手当、通勤、住居、扶養、寒冷地手当、時間外手当、処遇改善手当等
昇給 年1回(4月)
賞与 年2回(6月、12月)
退職金 昨年度実績・最大2513万9510円
休日休暇 年間123日、土日祝日(交替勤務者は別途指定)、創立記念日、有給休暇、年末年始休暇、夏季休暇、慶弔休暇、出産・育児休暇
保険 健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
福利厚生 退職金制度、日赤グループ保険、サークル活動、財形貯蓄、休業補償制度
お問い合わせ 総務課人事係
☎0178(27)3111(代表)

DX化で質の高い医療を

 ―経営理念、求める人材は。
基本理念は「あなたの病院、わたしの病院、そして私たちの病院」。創設から先人の残した精神を堅持し、職員には自分の家族を診るように患者さんと接するよう伝えている。
心の優しい協調性のある人を求めている。医療現場は常に学び続けなくてはいけない。初めは勉強に苦労しても、患者さんや周囲に優しく接して協力できる人は大きく伸びる。その優しさは自身の人生も豊かにする。
―病院の特色、運営方針は。
年間4千台の救急車を受け入れており、県内では当院を含めて3病院しかない、急性期充実体制加算を取得して
いる地域医療支援病院。本年度の運営方針には▽防災対
策▽外国人就労者の雇用▽DX(デジタルトランスフォーメーション)化を新たに設けた。
災害時こそ病院は生き残らなくてはいけない。ライフラインや機器を守る施設の強靱(きょうじん)化と、組織力の向上を図る。人手不足を解消するために外国人の雇用を検討。質の高い医療と働きやすい環境づくりを実現するため、DX化を推進する。
―人材育成の取り組みや福 利厚生は。
学会派遣や資格取得のための資金的援助をしている。職員のスキルアップにはサポートを惜しまないので、学んだ知識や技術を地域に還元してもらえれば。
福利厚生では、野球やフットサルといったサークル活動の補助、ビアパーティーなど互助会活動も充実している。ハラスメント対策にも力を入れている。

八戸赤十字病院で虹色ライトアップ/青森レインボーパレードに合わせ(2025/06/28)

28日に八戸市中心街で行う「青森レインボーパレード」に合わせて八戸赤十字病院(紺野広院長)は建物の一部を虹色にライトアップしている。30日まで。
毎年6月は「プライド月間」として、世界各地でLGBTIQなど性的少数者の権利を啓発する活動やイベントが開催されている。
ライトアップは、性的少数者への理解促進に向けて活動する青森レインボーパレード実行委員会からの依頼を受け、同病院が初めて実施した。
レインボーカラーは性的少数者の尊厳と支援や連帯のシンボルとして用いられている。
実行委員会の担当者は取材に対し、同性のパートナーが「家族」と認められず、手術に関する説明やみとりがかなわないケースがある―と説明。「医療現場でもセクシャリティの事情で不自由な思いをしている人がいることを知ってほしい」と呼びかけた。

「幸せのスズラン」贈る/ANA、八戸赤十字病院に(2025/05/23)

ANAグループは20日、八戸赤十字病院(紺野広院長)に対して、「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つスズランの切り花50束と、スズランの香りがするしおり300枚を贈呈し、医療従事者への感謝を示した。
1956年から続けている社会貢献活動の一環。今年は70回目の節目に当たり、全国51カ所の赤十字病院と関連施設で実施する。
この日は、ANAあきんど仙台支店青森営業所の妹尾孝之所長と、全日本空輸客室乗務員の土屋なつみさんが同病院を訪れた。土屋さんは医療従事者への感謝を伝え、新人看護師20人にスズランの花を手渡した。
4月から勤務している看護師の吉田彩乃さん(22)は「スズランの花言葉のように、患者さんが病院で少しでも幸せに過ごせるよう関わっていきたい」と意気込んだ。

被災地での救護活動報告/宮下知事に日赤県支部(2024/04/23)

能登半島地震で、1月上旬から3月中旬にかけて現地で医療救護など被災者のケアに当たった日本赤十字社青森県支部のメンバーが22日、青森県庁を訪れ、同支部の支部長である宮下宗一郎知事へ活動内容を報告した。
同支部は地震発生後、医師、看護師、薬剤師などで構成する医療救護チームを計4回派遣。このほか被災者の相談に応じ、心身の疲労の軽減を図る「こころのケア班」など、延べ45人が被災地での支援に当たった。
この日は医師らスタッフを派遣した八戸赤十字病院の紺野広院長や、現地で救護活動を展開した藤澤健太郎医師らが訪問。藤澤医師は、被災地のインフラ整備の遅れを指摘した上で「必要とする物資の到着が遅く、被災者の声が届いていない印象だった」と振り返った。
宮下知事は「現地で得た経験を共有し、いつ起きてもおかしくない災害への対応を考えたい」と強調した。

能登半島地震/「教訓生かされていない」/八戸赤十字病院派遣医師ら活動報告/支援不十分、行政の課題指摘(2024/01/19)

能登半島地震で甚大な被害があった石川県珠洲市や能登町に入り、避難所での被災者診療や支援に当たった、八戸赤十字病院と日赤青森県支部の救護班メンバーらが18日、同病院で会見し活動内容を報告した。発生から2週間以上が経過しても支援が不十分で、感染症や震災関連死が増加しているとして、紺野広院長は「今までの災害時の教訓が生かされていない」と憤りを隠さず、行政対応の課題を指摘した。

救護班は、第1班が7~11日に珠洲市、第2班は14~18日に能登町に入り、それぞれ医師や看護師、薬剤師ら9人が、避難所での情報収集や被災者の診察、薬の処方などを行った。
珠洲市に派遣された、内視鏡外科部長の藤澤健太郎医師は「市内全てのクリニックが診療できない状態。断水などの影響で基幹病院の市総合病院も医療破綻に至っていた」と報告した。
被災地で直面する問題として、▽感染症の増加▽慢性疾患治療休止による災害関連死の増加▽精神疾患の増加▽余震によるインフラ整備の遅れ▽地元医療機関の破綻―の5点を挙げ、行政に対応強化を求めた。
また、18日夕に能登町から八戸に戻った第2班で指揮を執った、医療社会事業部長の小笠原英治医師は「電気や携帯電話の電波は復旧しているが、上下水道はまだ。道路は壊滅的で物資が届かず、空路からも届けてくれないかと思った」と窮状を訴えた。
紺野院長は厳しい寒さが続く現地の状況を踏まえ、「いまだに段ボールベッドが足りず、冷たい床で寝ている被災者がいるというから驚きを禁じ得ない。道路が悪くても救護班が被災地に入れたのだから対応できるはずだ」と強調した。

救護班第2陣 あす石川へ/八戸赤十字病院と日赤青森県支部(2024/01/13)

八戸赤十字病院と日赤青森県支部は12日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県へ派遣する、第2陣の救護班の出発式を同病
院で開いた。班は14日に八戸を出発し、18日まで避難所で被災者の診療に当たる。
7~11日にかけて派遣された救護班第1班から引き継ぎ、第2班は医師1人と看護師2人、薬剤師1人など、同病院職員7人、県支部職員2人の計9人で構成。日赤石川県支部(金沢市)を拠点に、能登半島の各被災地へ向かい活動する。
出発式で、班長の小笠原英治医師は「被災者は非常に苦しい生活をされていると第1班から申し送りを受けている。これまでの災害派遣の経験を生かし、まずは安全第一で活動したい」と述べた。