日本酒をさらに海外へ
―事業内容とビジョンは。
「陸奥八仙」「陸奥男山」の銘柄で日本酒を製造、販売している。現在はリキュールや果実酒にも挑戦している。酒造業の競争がある中、八仙はおいしいと飲んでいただいているが、そこで満足してはいけない。伝統ある日本酒の独自性をもっと追求したい。現在は新しい銘柄の酒米を開発しており、差別化を図っていく。また、技術開発で新たな味を生み出し、生産効率も上げることで買いやすい価格で提供する。これが会社の継続発展にもつながる。
―今後の事業展開は。
出発点は日本酒だが、その醸造技術は他のお酒にも応用できる。リキュールや果実酒、スピリッツ、ワインなど、商品のアイテムを充実させていく。お客さまの選択肢を増やして、楽しいひとときを過ごしてもらいたい。日本酒をさらに海外に広めて、いずれは総合酒類製造会社となることが目標だ。
―求める人材は。
ただ酒造りをするのではなく、われわれのビジョンに共感して、新しいものに挑戦したい―という思いの人に入ってほしい。企業は社会に役立つためにあり、地域とは深いつながりを持っている。地元の人材、技術、原料が基本で、それを広めて、地元からの採用につなげたい。
―人材育成の考え方は。
ビジョンに対して、必要な技術、スキルを習得するために、研究や社内外の研修に積極的に取り組み、人材スキルを高めていく。社員には業務への目標も設定させる。経験や学歴、男女は問わないので、やる気のある人に入ってほしい。