北奥羽の持続可能性追求
―事業内容や強みは。
情報媒体の主役は、新聞やテレビなどのマスメディアからソーシャルメディアに取って代わったが、真実に迫るジャーナリズムこそが健全な民主主義の根幹をなすものだと信じている。新聞を読まない人たちにも正確なニュースを届ける手段として、デジタルサイトやアプリ、交流サイト(SNS)を通じた情報発信にも力を入れている。
本業は新聞ジャーナリズムである一方、急速に人口減少が進む北奥羽地方の持続可能性を追求するため、地域課題の解決に資するビジネスを展開している。こういった事業を行うことで地域に貢献し、かつ、北奥羽に必要なジャーナリズム、メディアとしての機能を残していく。
多様な事業を展開できるのは、80年にわたる新聞発行を通じ、地域の皆さまとの間に築き上げてきた信頼関係があるからこそだと思っている。
―求める人材像は。
コミュニケーション能力が高く、好奇心とチャレンジ精神にあふれた人材だ。とりわけ新聞記者は取材相手とコミュニケーションを取り、信頼関係を築くことから始まる。
―職場の雰囲気はどうか。
新聞社は報道だけではなく、営業、事業、販売、制作、印刷、総務があり、「職種のデパート」と言われてきた。加えて当社は旅行、デザイン、シニアサポート、デジタル化支援など多彩な事業を手がけている。各部門でさまざまな業務を経験することはスキルアップや人間力の向上につながる。
昔から現場最優先の社風があり、若い人が自ら提案し、挑戦できる雰囲気がある。