価値あるコンテンツ発信
―経営理念は。
昨年12月に開局55周年を迎え、これを機に新たな企業理念を掲げた。「コンテンツの力で未来を創(つく)る~青森テレビ宣言~」で四つの決意を示した。一つ目は、われわれのネットワークを使って、人、企業、自治体をつなぎ「ハブ」の役割を果たしていく。二つ目は皆が知りたいコンテンツづくり。三つ目は全社員が情報を収集すること。「全員が記者」という意識を持ってやっていく。四つ目は企業の利益を追求し、チャレンジ精神を持って、社員が生き生きと働ける企業文化を目指していく。
―事業内容と特徴は。
私たちは地上波の放送局として番組を放送している。番組がなくては成り立たない。番組とはニュースであり、地域の情報であり、これは普遍的なものだ。そしてコンテンツあってのわれわれだ。地上波だけでなく、インターネットでも発信し、コンテンツの力でこの地域の未来を創っていく。
―人材育成の取り組みは。
社内だけでなく、TBS系列の東北ブロックで、4月入社の新人研修を行い懇親を深めている。3年目、4年目など入社年次ごとの階層別の研修もある。それぞれ体験型でやっているのが特徴。TBS本社に行っての研修もあり、人材交流に力を入れている。
―地域とどう関わる。
価値あるコンテンツで、地域の発展と幸福度の向上に少しでも役に立ちたい。例えば地域の祭りのライブ配信を行っている。災害対応にも力を入れており、避難所の運営や訓練ノウハウの提供などにも取り組んでいる。