株式会社田名部組

社名 株式会社田名部組
本社所在地 八戸市石堂2の11の21
☏0178(20)1414
設立 1947年6月
事業内容 総合建設業、都市再生事業、リフォーム、店舗土地開発、耐震補強工事、再生可能エネルギー事業、不動産業、アセットマネジメントほか
資本金 5000万円
売上高 94億円(2025年6月期)
従業員数 122人(2025年7月1日現在)
支社・支店 東京支店、仙台支店、札幌支店
関連会社名 ジェイホーム、アットプラス、中亀建設、竹田工務店、八幡建設、田名部二本木エナジー、住通、NPO法人フォルツァ、アマテラスほか
【HP】  https://www.tanabugumi.co.jp/

代表取締役 田名部 智之氏

採用情報

職種 設計(本社)、建築技術者(支店)
勤務地 八戸市 支店:東京、仙台、札幌
勤務時間 8:00~17:30(休憩90分、実働8時間)
インターンシップ あり。随時
社会人採用 あり。随時
採用実績 8:00~17:30(休憩90分、実働8時間)
初任給 設計(大卒)16万4000円~
技術者(大卒)22万8000円~32万2000円 ※勤務地による(技術者は固定残業代30時間込み、超過別途支給)
諸手当 資格手当、家族手当、役職手当、地域手当、車両借上手当ほか
昇給 年1回(業績・人事考課による)
賞与 年2回(6、12月。業績・人事考課による)
休日休暇 年間112日 週休2日制(土曜・日曜)※会社カレンダーによる(年末年始、お盆、GWあり)、入社時特別有給休暇10日付与、産休育休あり
保険 雇用、労災、健康、厚生年金
福利厚生 奨学金返済支援制度、ノー残業デー、確定拠出年金、保養所、サークル、社員旅行、イベント、教育プログラム「TANABUアカデミー」、資格取得支援、各種お祝金など
大卒選考の流れ 書類選考→採用試験→面接→内定
お問い合わせ 総務財務部 木村
(電話)0178(20)1414
E-mail:kimura-m@tanabugumi.co.jp

女性比率31%会社の強み

―経営理念は。
理念は「人と地域社会のために」。八戸大火の翌年に創業し、昨年100周年を迎えた。純粋な思いで設立し、そこに同調する人たちが集まってできたのが田名部組。その思いは大事にしなければいけない価値観だ。それを基に、建設やサービスなどの事業を展開していく。
―事業内容は。
道路や橋、岸壁などの土木や電線地中化、道路改良などを担う。最近では八戸環状線など、ビッグプロジェクト的な土木工事を手がけた。建築では八戸市内の大半の学校や市八日町のマンションのようなビルも造る。
―会社の強みは。
東京、仙台、札幌と青森県外に拠点があり、グループ会社も多い。県外でキャリアを積んで、将来的にはUターンして地元でも活躍できる。生活リズムや考え方、事情も踏まえられるのは特色だ。会社の女性比率が31%になったことも強みとなっている。
―今後の事業展開。
八戸のポテンシャルは高い。また、売り上げの約3割は東京のため、まだまだ首都圏での民間工事や開発では伸びしろがある。今期は単独売り上げ100億円が見えている。素直でチームワークを大切にする人材を求めたい。
―地域への思い。
100年間八戸に本社を置かせていただいている。これからもずっと貢献したいし、八戸が発展するお手伝いを続けたい。八戸を消滅可能性都市にはさせないとの思いで、われわれが旗を振って取り組んでいきたい。郷土愛があり、人と地域社会のために仕事をしているとの思いがある。

田名部組(八戸)シルバー賞/特色ある取り組み人材配置、人事評価/はたらく人ファーストアワード2024(2025/04/12)

総合建設業、都市再生事業などを手がける田名部組(八戸市)が「はたらく人ファーストアワード2024」で、シルバーに輝いた。田名部智之代表取締役CEO(最高経営責任者)は「取り組んできたことは間違いではなかった。賞を謙虚に受け止め、時代に合わせて取り組みを続けていきたい」と語り、業界のイメージアップや若者の地元就職につなげたい考えだ。
アワードは多様な働きがいを認め、従業員を大切にする取り組みを推進する企業に贈られる。転職支援サービスなどを運営する「ミイダス」と朝日新聞社が共催。従業員へのアンケート結果やオンラインインタビューなどを通して審査。全国1727社が応募し、3社のゴールドに続き、8社がシルバーに選ばれた。授賞式は今年2月、東京で行われた。
昨年8月、創業100周年を迎えた同社。従業員同士が感謝の気持ちを伝える「サンクスカード」の導入や、社内の部活動への補助などで働きがい向上に努めた。適性を生かした人材配置、社外での地域活動も重視した人事評価など特色ある取り組みを展開した。
重機の半自動運転化、測量のドローン活用など現場でのデジタルトランスフォーメーション(DX)も進めている。田名部CEOは「従業員にはどんどん意見を言ってもらい、一緒にいい会社をつくる。働きたいと思う人に発信して、ミスマッチも防げれば」と先を見据える。

さよならいわとくパルコ/八戸・六日町/裏通りの象徴惜しまれ閉館/出店者、長年の愛顧に感謝(2025/04/01)

八戸市六日町のテナントビル「いわとくパルコ」が31日、閉館した。中心街の裏通りを象徴するビルの明かりが消えることを、地域住民や利用客らが惜しむ一方、出店者はこれまでの愛顧に感謝した。同ビルについては、総合建設業・田名部組(同市)が建て替えによる再開発を計画しており、解体される。(藤村大地、桑田友人)

不動産賃貸業「岩徳」(同市)が運営していた同ビルは、1966年に本館、74年に新館がそれぞれ開業。飲食店のほか、アパレルや雑貨店などが入居し、「ホテルリバティヒル」のホテル事業も展開された。多くの人々が利用していたが、2022年夏に岩徳が倒産。23年3月に田名部組に所有権が移り、今年3月末での閉館を決めていた。
2年前は約40ほどあったテナントもその多くが立ち退き、31日に営業していたのは5、6店舗。「洋服のお直し リフォームソーイング」を約10年間営んだ星川紀子さん(66)はこの日が最後の営業日となり、「1年半前から退去の話は聞いていたので、心の準備はできていた。これまで楽しく営業できたので、感謝しかない」と笑顔を見せた。
26年間にわたり、締めのそばを提供した「和乃店 調」店主の中奥せつさん(82)は最終日にたくさんの人が訪れ、感慨深げ。「席がいっぱいで帰ってもらった人もいるくらい。『まだやってほしい』と言ってもらえて、本当にありがたい」と感謝した。
この日は同店の締めくくりに合わせ、八戸御用神楽(松本徹代表)が神楽を披露。門出を祝って獅子が客の頭をかんで回った。4年前から店に通う八戸市の会社員相沢智一さん(51)は「貴重な場所でなくなってしまうのは困る。名残惜しい」と話した。
「いわとくパルコは六日町の顔で、地域を引っ張ってきた」。ビルの向かいにある老舗鮮魚店「福真」の福田充宏社長(77)は閉館に複雑な思いをにじませる。かつては多くの人が出入りしたビルは、裏通りの集客に長く寄与してきた。「にぎわいがなくなって、寂しくなるな」と惜しんだ。
一方、田名部組は今後、ビルの解体を予定。想定より手続きが遅れているというが、環境が整い次第、早期に着手する方針。新たなビルは早ければ28年春に完成する見通しだ。
ただ、当初はマンションやホテル、商業テナントによる複合ビルを予定していたが、再検討しているという。

人材確保策 3社が発表/八戸市がセミナー(2025/02/04)

八戸市は13日、同市のユートリーで最新の人材確保・育成の戦略を学ぶセミナーを開いた。市内企業の経営者や人事担当者ら約20人が参加し、市の事業を活用して人事施策の推進、改善に取り組んだ企業の事例発表を通じ、知見を広げた。
市は本年度、慢性的な人手不足の課題を抱える中小企業に対し人材戦略を支援する事業を展開。北辰工業が人材育成、田名部組とよこまちが人材確保に関する事業をそれぞれ活用し専門家のアドバイスを受けた。
人事評価制度の改定に取り組む北辰工業の田島崇光専務は、「社長から年功序列から成果主義に変えられないかとのミッションを受けたのがきっかけ」と説明。「まずは今いる従業員をいかに定着させられるか」と述べ、離職を抑えて優秀な人材のつなぎ止めに努める考えを示した。
昨年、転職などで退職した元社員を再び雇用する「アルムナイ採用」を制度化した田名部組。人財開発部の木村美由紀さんは「採用の間口を広げている会社だとPRになればと考えた。採用には至っていないが問い合わせもある」と述べた。
よこまちは採用活動で使用する会社案内の資料を改善。尾崎淳取締役は「文字のフォントを変更するなど見やすく、説明しやすくした」と強調した。

八戸/「豊かな漁港に」願い込め/種差小児童が増殖礁ブロックに絵描く/ウミネコ、カニ…思い思いに(2025/01/26)

八戸市立種差小(熊谷一校長)の1~6年生22人が21日、海藻の生育場や魚のすみかとなる「増殖礁ブロック」に絵を描く取り組みに参加した。児童は思い思いに海の生物などを描き、地元の漁港が豊かになるように願いを込めた。

増殖礁ブロックの製作、設置は、青森県が発注する「県太平洋地区水産環境整備工事」の一環。同市の深久保工区での事業を請け負う総合建設業の田名部組(同市)が、児童に絵を描いてもらう活動を企画した。
県三八地方水産事務所や同社によると、増殖礁ブロックは新たに180基を製作し、深久保漁港に近い水深10メートルほどの海域に設置。海藻や魚が育ちやすい環境を整えるほか、ヤリイカの産卵場所にもなるという。
1基当たりのサイズは直径3メートル、高さ1・4メートル、重さ11・5トンで、今月下旬から据え付け工事を進める。
この日は、同市鮫町の市第1魚市場近くにある増殖礁ブロックの仮置き場に児童が集まり、ウミネコやカニ、ペンギン、船などの絵を自由に描いた。
5年の成田圭汰さん(11)は「ウミガメの絵をうまく描けた。魚がどんどん増えてくれればうれしい。これからも大好きな海を大切にしたい」と話した。
取り組みに参加した深久保漁業生産部会の深川修一部会長は「ブロックに海藻が付くことで、ウニやアワビの増産につながってほしい」と期待を寄せた。

「地方ゼネコン最高峰を」/田名部組(八戸)100周年式典(2025/01/11)

総合建設業、都市再生事業などを手がける田名部組(八戸市)の創業100周年記念式典が10日、「SG GROUPホールはちのへ(市公会堂)」で開かれた。田名部智之代表取締役CEO(最高経営責任者)は、10年以内に全体の年売上高を500億円にするビジョンを掲げ、「東北ナンバーワンの建設グループ、地方ゼネコンの最高峰を目指す」と飛躍を誓った。
同社は八戸大火後の1924(大正13)年8月1日、大工の田名部政次郎が同市岩泉町で創業。田名部CEOが2006年に4代目に就くと、企業の合併・買収(M&A)などを進め、現在は11社1NPO法人による田名部グループを形成している。地方ゼネコンでは珍しく、仙台、東京、札幌などにも支店を構える。
田名部CEOは25年の売上高が全体で約200億円、同社単体で約100億円に拡大する見通しを明らかにし、「101年目からはM&A、業務提携、業務連携を推進する。ライバルとも手を結び、地方ゼネコンにしかできない新しい地域密着サービスで地方創生に取り組む」と意気込んだ。
初代の孫で、父匡省氏が2代目を務めた田名部匡代参院議員は来賓あいさつで、田名部CEOが就任した当時の経営危機に触れ、「100周年を迎えたことは祖父も天国から感謝している」と述べた。
式典には青森県内外から約800人が出席した。

元社員の再就職受け入れ/田名部組(八戸)即戦力獲得に期待(2024/12/05)

八戸市の総合建設業・田名部組(田名部智之社長)は今月、転職などで会社を退職した元社員を再び雇用する「アルムナイ採用」を導入した。名称を「田名部カムバック採用」として制度化。採用の幅を広げることで、人材不足の深刻化が増す建設業界での即戦力獲得につなげたい考え。
アルムナイは英語で「卒業生」や「同窓生」の意味で、全国の主要企業ではアルムナイ採用を導入する企業が増えているという。
同社では今年、5年前に青森県外の同業者に転職した技術職社員が再び就職したいと申し出、再雇用したケースがあった。これを受け、アルムナイ採用を正式に導入し、潜在的な再就職希望者を受け入れる体制を整えることにした。同社によると、県内の地元企業では初めてとみられる。
対象は同社に1年以上在職し、介護や妊娠・出産、県外就職といった自己都合で退職した元社員。事務職は除き、現場技術職を中心に職種を限定している。
同社は定年を70歳に引き上げるなど、人材不足対策に努めているが、現場で活躍する有資格者が不足し、仕事の受注機会を逃すことも少なくないという。
採用担当者は「元社員は即戦力として活躍が期待できる。一度辞めたら戻りにくさがあると思うが、制度化することで受け入れできることをPRしていく」と話す。

八戸/八工大で田名部組の寄付講座/営業戦略や地域貢献語る/駒井専務(八戸酒造)が講師(2024/10/01)

八戸工業大の教育に田名部組(八戸市)が協力する寄付講座が9月から始まった。「八戸地域の経営者に学ぶ~日本の元気は地方から!~」をテーマに、計13回開催。2回目となる27日は、八戸酒造(同市)の駒井秀介専務が講師を務め、営業戦略や地域貢献などの考えを披露した。
同社と同大は2022年度に産学連携プロジェクトを結んでいる。寄付講座は2年生が対象で、社会人生活での知識として生かせるよう、同年度から後期授業で年13回開いている。
駒井専務は日本酒業界の現状、人気銘柄「陸奥八仙」のブランディング戦略や商品展開、有形文化財に指定されている蔵を生かしたイベント、観光客の受け入れなどについて紹介。「八仙を飲んだ国内外の客に、八戸に来てみたいと思ってもらえる酒造りをしていく」と強調した。
八仙とミルク工房「ボンサーブ」(むつ市)の飲むヨーグルトをブレンドした酒が、幅広い年代から支持を受け、客の幅を広げたといい、「日本酒に興味を持ってもらうため、八仙の酒や酒粕を使った商品開発に力を入れている」と語った。